メディアからの被害が増える

「家庭で簡単にシミが落とせちゃう」…..なんてメディア的に受けるのか、、、そんなことを簡単に発信するから、大切な衣類やモノが破壊されている。以前にも書いたけど、そんな情報を見てやった人が悪いんではない。発信している側に問題がある。素人の方に、いくら教えようとも漂白剤を塩素系か酸素系かそこまで見ない。覚えているのは、よっぽど洗濯に興味のある方か、洗濯マニアの方である。

いくら後付けで正しい内容を書いたり言ったりしても、実際は「ネットで見た」「TVで見た」ことの半分くらいしか覚えてません。

そもそも、こういったことが広まらなければ被害にあわなかった衣類も増えたと思う。「シミがついちゃったし、自分でするの怖いからクリーニング出そう…」。それが当たり前だったと思う。「簡単に」というキーワードは惹きつけるキーワードであるけど、とても怖いキーワードである。

2016-05-02 18.32.21

「家庭洗濯はクリーニングの商売敵だからそんなこと言ってる?」

私は全くそうは思わない。

今の時代。

家庭洗濯やクリーニング店も使い分けが絶対に必要。

 

でも、間違った情報による被害が異常に多すぎる。クリーニングに出せば普通に取れるシミだったものが、繊維を破壊するまでの被害になるケースが多い。そうなったものを直せる!色を入れれる!って技術は、あくまで応急処置で、その製品そのものが元の状態へ復元したわけではない。「クリーニングしたら服が傷む!ブラッシングメンテがお勧め。」そんな情報のまま放置されてきた衣類がカビや虫食いの被害に合い、結果クリーニング屋に持ち込まれる。

大事なのは、大切な衣類のメンテナンスを正しい情報の元、キチンとしてもらうことだ。

クリーニングはそのメンテナンスサイクルの重要な一部なのだから。だから、メディア的に受ける情報でなく、正しいメンテナンス情報を発信するべきだと思う。私も広くはまだまだ出来ていないので、自店にお越しになられるお客様には情報を伝えている。

「困ったときはお願いします!」

と言われる事が多いし嬉しい事だけど、

困らなくてもいつもお客様の側にいるクリーニング屋でいたい。まずは、当社をご利用くださるお客様に何か有益な情報をキチンと発信していこう。

 

断言出来る。

 

簡単に出来るしみ抜きなんて無い。

TOSHIYUKI YONEITOSHIYUKI YONEI

TOSHIYUKI YONEI

株式会社キレイニCEO&職人。1976年生 姫路出身。 【クリーニング師・繊維製品品質管理士・クリーニングアドバイザー・不入流染み抜き師範】の資格を持つ。主に衣類のクリーニング、染み抜き、レザークリーニング担当。キレイを追い求める2児の父親。

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