金曜日。いつも帰りが遅くなる時に見るNHK。遅い夕飯を食べながら日付が変わる。
資本主義の未来についての番組をやっていた。
確実に富の格差は広がる現代。とある経済学者は富の格差はあって良いと言う。シャンパンタワーのように富のあるものが最上階からシャンパンを落としてくれれば、中間層や下層まで富が分配されるという。
しかし現代はその様子が変わりつつある。富裕層が富を落とさず蓄えている世の中になっている。金があれば良いのは誰もが思うこと。ただ、それだけでは買えないもの。時間や愛、そして家族や人。
この上の写真の若いCEOは自分や役員の報酬を下げ、社員の給料を倍にした。結果、社員のやる気はアップし、業績も20倍に膨れ上がった。社員の人は言う「会社を家族のように大切に思うようになった」。一方、役員だった弟とは報酬の引き下げの件をめぐり裁判での争いが続いているという。
時代の変化が急速に進む現代は、経済の形もまた変わってゆくのでしょう。
「共有型経済」というのも紹介されていた。モノとモノの交換の社会。お金より以前の時代に戻る感じ。
より「モノを大切にする時代」はこれからもっと進んでいくような気がする。そしてモノだけでなくその想いや人生に寄り添う形のビジネスを展開していくべきだとも思う。
巨大な富を稼いだこの資産家は巨大なクルーザーに乗りながらこう言っていた。
何が幸せかは分からないものですね。
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