カビの発生条件3つとカビの予防策3つ

どうも。兵庫県姫路市のファッションケアカンパニー「キレイニ」代表のヨネイです。

最近のご相談で一番多いのは

「カビ」

です。今まで以上に相談が多いのが今年。冬物などにカビが多数発生しているモノが増えています。なんでだろう…と色々な原因を考えていたんですが、

①梅雨の時期の雨の降り方が激しかった

(湿気が一気に上昇する日が多かった)

②お出かけ機会が少なかったので冬物を洗っていない

③また夏場にクローゼットを開ける機会も少なかった

大きな原因はこの3点かと思われます。

カビの発生条件として

温度・栄養分・湿度

の3つの要素があります。

①湿度…梅雨の雨による湿気の上昇(湿度80%以上は危険)

②栄養分…ウールなどの「獣毛」や「レザー」はもともと栄養分を含み「汚れ」や「シミ」は栄養分

③温度…夏の温かい温度はカビ発生の適温。最適温度は25℃

この条件の揃いやすかったのが今年だったのかと思います。

では、どのようにしてカビを防げばよいのか

と言いますとこちらもこの3点を軸に考えてみましょう。

①湿度…クローゼットやお部屋の湿度を低めに保つ(除湿器・除湿剤・エアコンなど)

②栄養分を与えない(クリーニングやお洗濯にて綺麗に保っておくこと)

③温度…これは夏場だと部屋の環境によってはどうしようもないですので①・②点を与えなければある程度軽減できる

そして最後にこれが結構重要な部分、実はカビ菌って空気中どこでもいるんですね

室内の空気1m³中には、いつも数個から数千個カビの胞子が浮遊しています

衛生微生物研究センターHPより

そのカビの胞子がどこを寝床にするかフラフラと飛んでいるわけ。

なので、服に少し付いたぐらいでも払ったり、風で飛んでいくものと思われます。

なので①~③を気をつけた上でさらに大事なのは

④空気を定期的に入れ替えする(新鮮な空気に入れ替える)

ことかと思われます。特に梅雨の時期は、天気の良い湿度の低い日に部屋を換気するのが良いかと思います。

湿度や温度の管理は見える化した方が良いと思いますので、このデジタル時計がおススメですよ(うちの店舗で使っています)


より細かいことを言えば

「服を詰め込み過ぎない」

「クリーニングの袋からは必ず出しておく」

「定期的に服をチェックする」

などの予防策もあります。

ま、早く前のように気兼ねなくお出かけ出来るようになり服をこまめに着る機会が増えれば、おのずとクローゼットの開け閉めや服の出し入れだけでも換気や服のチェックになるんです。

なので、お出かけの少ない時期ではありますが

ファッションを楽しむ機会を増やしましょう!

そして衣類を

キレイ二保つこと

これが大事ですよ(仕舞うときはクリーニングしましょー)。

TOSHIYUKI YONEI

TOSHIYUKI YONEI

株式会社キレイニCEO&職人。1976年生 姫路出身。 【クリーニング師・繊維製品品質管理士・クリーニングアドバイザー・不入流染み抜き師範】の資格を持つ。主に衣類のクリーニング、染み抜き、レザークリーニング担当。キレイを追い求める2児の父親。

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