【BACKPACK】バッグのシミ抜きと留め具修理をしてみた

はじめに:突然のトラブル

ある日、お客様から「魚のシミがついたバッグをどうにかしてほしい」というご相談を受けました。

加えて、バッグの留め具(サイドリリースバックル)も壊れており、修理が必要とのことでした。このバッグはお客様にとって特別な意味を持つアイテムのようで、その思い出を大切にしながら修復作業に取り掛かることになりました。

問題点の分析

まず、魚のシミというのは通常の汚れとは異なり、特有のにおいと油分を含んでいるため、取り除くのが非常に困難です。シミがついた素材や色、バッグの状態によって、適切なクリーニング方法が異なります。また、壊れたサイドリリースバックルの修理には、同じまたは似たパーツを見つけることが必須で、これがまた別の挑戦となりました。

解決策の実行

シミ除去

シミ除去には、まずバッグの素材を慎重に分析し、素材を傷めることなくシミを落とせる特殊なクリーニングソリューションを選びました。プロセスには、シミを浮かせるための前処理、汚れを分解する洗浄、そして色落ちを防ぐための後処理が含まれています。

留め具の修理

壊れたサイドリリースバックルについては、オリジナルに近いデザインと機能を持つ高品質のパーツを選定しました。修理過程では、バッグのデザインを損なわないよう細心の注意を払いながら、新しいバックルを取り付けました。

結果とお客様の反応

修理とクリーニングの結果、バッグは見違えるほどに美しく蘇りました。魚のシミは完全に除去され、新しいバックルもしっかりと機能し、バッグの全体的な印象が大幅に向上しました。

まとめ:バッグ修理の大切さ

この事例から、どんなに困難な状況でも、適切な技術と情熱があれば、大切なバッグを救うことができるということがわかります。バッグは単なる持ち運び用のアイテムではなく、私たちの生活の一部であり、思い出や個性を映し出す大切な存在です。

そのため、バッグのメンテナンスと修理には、特別な注意と専門知識が必要となります。

日々勉強しながらこれからもお客様のお役に立てるようにしていきたいと思います。ご利用誠にありがとうございます。

TOSHIYUKI YONEI

TOSHIYUKI YONEI

株式会社キレイニCEO&職人。1976年生 姫路出身。 【クリーニング師・繊維製品品質管理士・クリーニングアドバイザー・不入流染み抜き師範】の資格を持つ。主に衣類のクリーニング、染み抜き、レザークリーニング担当。キレイを追い求める2児の父親。

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キレイニ飾磨店(ヨネイクリーニング)

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