春の衣替え(ころもがえ)はどのように行えば良いか?

どうも。兵庫県姫路市のアフターケアカンパニー「キレイニ」代表のヨネイです。

春。

ころもがえの季節。

KO・RO・MO・GA・E

コロモガエ!

私たち衣類のアフターケア(クリーニング修理・お直し)を行う会社としては、年間を通してこの春のご依頼が一番多く作業のピークを迎えます。頑張らなくては!と気合が入りますw。

春の衣替えとは?

冬のお洋服や靴やカバンなど」をクローゼットなどに仕舞い、「春や夏のモノを取り出す」作業を【春の衣替え】といいます。

仕舞うモノのケア

仕舞う際にはしっかりとメンテ(クリーニングや洗浄染み抜き)を行いで保管中のトラブルを防ぎます。

出したモノのケア

取り出したモノの症状に応じたメンテを行い、心地よく着れるようにします。

  1. 穴・ホツレなどがあった お洋服のお直し
  2. サイズが合わなくなった サイズリフォーム
  3. 靴やカバンのパーツが壊れていた リペア(修理)による修復作業
  4. カビ・黄ばみなどが発生していた →染み抜きクリーニングによる洗浄

保管の際に気を付けること

衣類のトラブルの多くは保管中に発生することが多いので、保管の際は以下の点に気を付けます。

  • 服を詰め過ぎない →空気の通り道が少なくなり悪い空気が溜まる
  • クリーニングや保管の袋から取り出しておく →空気の通り道が少なくなり悪い空気が溜まる
  • 期的に新鮮な空気に入れ替える →空気の通り道が少なくなり悪い空気が溜まる
  • 保管場所やクローゼットの湿度に注意 →湿度は一番のトラブルの原因
  • バッグや靴はくっつけない! →湿気などで色移りなどが起こる場合がある
  • プリント製品を畳まない →プリント同士がくっついたり、剥がれたりすることもある

防虫剤(ぼうちゅうざい)の使い方

防虫剤は、吊ってる服と畳んでいる服で使い分けます。

防虫剤の成分は基本的に上から下へ流れていきますので、ハンガーラックならハンガーと同じようにひっかける。引き出しに畳んで入れているモノは、一番上の服の上に置いておきます(直接置かずにコピー用紙か何かをかましておく方が無難かな)。

■吊っている服用・ハンガーラック用の防虫剤例


■畳んでいる服用・引き出し用の防虫剤例


除湿剤(じょしつざい)の使い方

除湿剤はクローゼットの湿気を取るために有効。でも革製品には大敵

除湿剤は湿気防止のために役に立つので有効に使いたいところです。たまに、除湿効果が無くなって水が溜まっている状態のモノを放置している方もおられますが、これはまたクローゼットの湿気を増やしているだけになってしまうので×。こまめに確認して入れ替えましょう。


あと注意してほしいのが

革製品の近くに除湿剤を置かないようにしてください。

除湿剤が付着して傷んだレザーは修復が不可能です。

個人的には、除湿剤の手間やコストや有効性を考えると「除湿器」を買ってクローゼットやその周辺の除湿・換気をしっかりする方が良いかと思います


まとめ

大切なお洋服をまた来年そして再来年と長く着るためには、この「ころもがえ」という習慣が大切です。忙しい毎日かと思いますが、「ころもがえ日」を作って服の入れ替えを行うと同時にケアと予防をしっかりしておきましょうね。

何かあれば弊社へいつでもご相談くださいね(笑)。

TOSHIYUKI YONEI

TOSHIYUKI YONEI

株式会社キレイニCEO&職人。1976年生 姫路出身。 【クリーニング師・繊維製品品質管理士・クリーニングアドバイザー・不入流染み抜き師範】の資格を持つ。主に衣類のクリーニング、染み抜き、レザークリーニング担当。キレイを追い求める2児の父親。

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キレイニ飾磨店(ヨネイクリーニング)

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